フランキンセンス(乳香) / オリバナム FRANKINCENSE 精油種類: 樹木 抽出部位: 樹脂 抽出方法: 水蒸気蒸留法 原産地: 紅海地方 ノート(香りの種類):ベースノート 精油の香りの度合い: 中 <精油の効能>鎮静、強壮、抗炎症、抗菌、消毒、収斂、駆風、 瘢痕形成、外傷治癒、細胞防御、細胞生長促進、白血球活性増進、消化、利尿、月経促進、子宮強壮、去痰作用 <注意事項>特にありません。 <香りの感想> かすかに樟脳のような、さわやかな、スパイシーな、温かい、豊かで甘い、バルサム調の、ウッディーな、乾いた、お香のような香りがします。 精油の雑学とエピソード♪ フランキンセンスは古フランス語で“真実の薫香”を意味するところからきています。 “オリバナム”はアラビア語の“乳”を意味する“Al-luban”からきている説と、ラテン語の“レバノン産の油”を意味する“オレウム・リバヌム”の2通りあるようです。 日本では“乳香:にゅうこう”と呼ばれていますね。 古くから宗教儀式に、特に薫香として広く用いられてきました。 (呼吸を深くし回数を減らす作用がありますので、祈祷や瞑想する時にとても役立ちます) 古代、エジプト人やヘブライ人は、フェニキア人から大変なお金を費やして輸入していました。その当時はとても貴重なもので、ほとんど黄金なみの価値があったのです。ちなみに、“乳香の道”とよばれる古代からの国際交易路があります。(この場所は、2000年には世界遺産に登録されました) フランキンセンス:乳香は聖書にも記述があるほど、はるか昔から重要でした。 他にも、エジプト人はシナモンと合わせて手足の痛みを和らげるのに用いたり、若返りのパック、化粧品、香水にも使用していたそうです。また中国人が、リンパ腺の結核やハンセン病の治療にフランキンセンスが役立つことを発見したといいます。 現在、樹脂とオイルは石鹸、化粧品の揮発性保留剤、香りの原材料にも使われています。またその他、捻挫や打撲などの外用剤や、のど飴などにも使用されます。最近の研究によりますと、フランキンセンス(乳香)にはDNAの修復作用があるそうです。なかなか貴重なオイルですね。 刺激もそれほどないですし使い勝手の良いオイルで、とても重宝しています。ちょっとした心のざわめきを静めてくれる、そんな香りです。 お香とアロマ香りの雑学ページは こちら→お香とアロマ香りの雑学
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