香道・薫香の用語解説

香り用語のジャンル:香原料

乳香

にゅうこう


(用語解説)
古代オリエント、エジプトで使われた代表的香料で、
アラビア南部やアフリカ東北部の山地に生息する
カンラン科ボスウェリア属の乳香樹から採れる樹脂。

幹に傷を付け、溶出する乳白色の樹液が固まって生じた
白色の樹脂で、芳香性がある。

キリスト生誕の際の捧物としても有名。
乳香の香りは、清々しく心身を清め、
神にささげる神聖な香りである。

焚くとはじめ黒炎を出し、やがて白煙を上げ強い芳香を出す。
乳香は古代より、聖なる香料として用いられ、
神に祈る際にのみ用いられた。

「オリバナム油」をとる。



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