香道の道具

七ツ道具:香を炷きだすために使われる道具。

火道具7種類セット

1.銀葉挟(ぎんようばさみ)
- 銀葉を扱うときに利用する特殊な形をしたピンセットのようなもの。
 香炉にのせるときに、銀葉を抑えるのにも利用するため、手に持ったときに下側になる挟の先の部分が平らになっている。
2.香匙(こうさじ)
- 香木を銀葉の上にのせるときに利用する。
3.香筯(きょうじ)
- 香木を扱うときに利用する。
4.鶯(うぐいす)
- 組香で、香元(香木を扱う手前をする人)が香木を香炉にのせた後に、本香包み(答えが書いてある、香木を包んである紙)を、まとめるのに利用する。
5.羽箒(はぼうき)
- 香炉の灰を切る(香炉の灰を形作ること)ときに、香炉の縁についてしまった灰を掃除するのに利用する。
6.灰押(はいおさえ、はいおし)
- 香炉の灰を山形に整えるのに利用する。
7.火筯(こじ)
- 灰を切ったり、炭団を扱うときに利用する。

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香炉:香を聞くために、もしくは炭団の扱いのために必要な道具。

●聞香炉(もんこうろ、ききこうろ) - 香を聞くために利用する。香炉の事

●火取り香炉(ひどりこうろ) - 手前をするときに、炭団を入れて持ち運ぶために利用する。
阿古陀香炉とも言う
盆・箱、関連品:点前の必需品を納めたり、さまざまな雑用に利用される道具。
●乱箱(みだればこ) 香元がお手前をする香道具一式を入れる箱 
              御家流→蒔絵が多い 志野流→桑生地
   
●四方盆(しほうぼん)
志野袋(志野袋)→点前では、香包みを入れたりするために利用する。
       紐がついており、それは季節の花の形に結ばれる。
●長盆(ながぼん)→香盆
●重香合(じゅうこうごう)→銀葉を入れる 最下段は金属を敷き詰めてあり、
               使用後の熱くなった銀葉や炷空を入れるようになっている。
●総包み(そうづつみ、志野流では特に志野折(しのおり)という)
              →組香の試香包と本香包みを入れておく包みのこと。
その他
●地敷き(じしき) - 香元がお点前をするときに道具を広げるところに敷く引きもの。
●香盤(こうばん) - 札聞きと呼ばれる方法によって回答がなされるときに、答えを投票する板。表は植物の絵、裏に一から三の文字が3つ(月、星が縁に書かれているものと無地のもの各一つずつ)、客が3枚の計12枚が1セット。
●銀葉(ぎんよう) - 雲母の板で、古くは、銀の薄い板を引いたことからこの名がある。
●名乗紙(なのりがみ) - 回答を出すときに、書筆する紙。
●香包(こうづつみ) - 香木を炷き出す前に包んでおく紙。

 

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