香道と流派 | |||
●御家流 三条西実隆を流祖とし、三条西家などの堂上公家によって継承されたが、後に地下に流れる。戦後、一色梨郷氏や山本霞月氏などにより、三条西公正氏が宗家に推戴され、以後三代に渡り三条西家が宗家を継承している。三条西公正氏の父三条西実義氏は御家流一門である風早家からの養子である。 ●志野流 志野宗信(生没年未詳)を発端とし、4代目から現在の蜂谷家に引き継がれる。2008年現在家元は第20世で、蜂谷幽光斎宗玄である。 ●米川流 東福門院に指南したことで知られる米川常伯を祖と仰ぐ志野流の分流で、大名家に広く支持されたが維新廃藩によりそのほとんどが絶えている。現在、安藤家御家流として見ることができる。 ●風早流 三条西実条の流れを汲む御家流の一派。宗家と姻戚関係にあたる。 泉山御流(家元・泉涌寺長老)
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